2018年03月20日

『おもしろい! 進化のふしぎ 続ざんねんないきもの事典』:今泉 忠明 (監修) (2017/6/10・高橋書店)

続ざんねんないきもの事典.jpg役に立たない能力や変な体を持つ生き物たち。

前回は身近な動物が多く、へええ〜と驚きでしたが、今回の続編はあまり聞き慣れない生き物やそれこそ絶滅してしまった動物や恐竜のへええ〜な事が一杯でした。

豚はデブじゃないのにデブだと思われてる(笑)。
体脂肪はなんと15%!

人間の性別は遺伝子で決まるけど、ワニの性別は卵の置かれた地面の温度で決まるって!

クマノミが性転換することは知っていたけど、オスばっかりの中にメスが1匹。このメスが一番大きなオスが性転換したものとは知らなかったわ。

トナカイのオスの角は秋を過ぎると抜け落ちてしまう!
サンタクロースのソリを引いてるのはメス?!

サバンナモンキーの金玉はスカイブルー!!(見てみたい)
ニホンザルが発情すると赤くなるのと一緒みたい。

ハイエナは骨まで食べるからウンコが白い!

ティラノサウルスに「痛風」で骨が変形した跡が見つかった!
ライオンなどの肉食獣は尿酸を分解できるから痛風にならないらしい・・・。

アホウドリはアホみたいに捕まえやすく羽毛を取るために乱獲されて絶滅寸前になったそうですが、数千キロもの距離を飛行する飛行能力があるそうです。

体が重くて動きが鈍いからだそうだけど、飛び立つ時には長い助走が必要って、どうやって助走するんだ?

シロイルカが年に1回脱皮するなんて知らなかったよ。

バンは春から秋にかけて最大で5回も卵を産むので、最初に生まれた若鳥は弟や妹の世話を手伝わされて疲れて家出することもあるんだって(笑)。

夜明けとともに鳴くニワトリにも序列があるようで、強いニワトリから鳴いていくそうな。

ウミガメのメスが産卵の時に泣いていると感動しますが、実は塩分の摂りすぎで、目の付け根から塩分を排出しているだけ。

何だかもったいない能力を持つ残念な生き物も多数。
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2018年01月15日

『ヘンな浮世絵ー歌川広景のお笑い江戸名所』:日野原健司(2017.8.30・平凡社)

ヘンな浮世絵_日野原健司.JPG『太田記念美術館』の監修で、歌川広景の《江戸名所道戯尽(どうけづくし)》全50点を紹介。

歌川広景という浮世絵師は初めて聞く。
風景画で有名な歌川広重の弟子とされている程度で、活動期間もわずか2年8か月。

馬が暴れたり、犬が魚を盗んだり、鰻が逃げだしたりと人々が大騒ぎ。

笑い事ではないけれど、突風や事故で、すってんころりと派手にこける姿もユーモラス。

広重の風景を模写したり、葛飾北斎の《北斎漫画》を拝借しているけれど、その技量もさることながら、人の顔の表情や動きはもっとユニークで笑える。

河童に雷さまに化かす狸なども登場。
江戸城の周りの藩の上屋敷の造りや、祭りや日常の風俗なのがよく分かって面白い。
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2017年12月02日

『まことの華姫』:畠中 恵 (2016/9/28・KADOKAWA)

まことの華姫_畠中恵.jpg【内容】
ちょっぴりヘタレの芸人月草が操るのは、外見と愛想はめっぽう良いが口の悪い姫様人形のお華。
今宵も江戸両国の見世物小屋では、お華が真実を語ると、もっぱらの評判だ。


【感想】
ちょっと情けない月草だけど、文楽のように人形は操っていても義太夫がいるわけではないから、お華の喋りは月草なんだよね。いわゆる腹話術。一人二役。

月草とお華の性格のギャップが面白い。

見世物小屋を仕切る地回りの親分山越は娘のお夏にはめちゃくちゃ甘い。

お華とお夏の女二人に振り回されてる男二人月草と山越は笑える。
でも、やるときはやるのが男だねぇ。
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2017年09月03日

『キトラ・ボックス』: 池澤 夏樹(2017/3/25・角川)

キトラボックス_池澤夏樹.JPG【感想】キトラ古墳の話題は新聞で読んで、北斗の天体図が公開されているようなことを聞いていた。
題名に惹かれて借りてきた。

鏡や剣の話は知らなかったなあ。
どこまでが事実なのかフィクションなのかはっきり分からなかった。

本ではキトラ古墳の被葬者が阿部御主人だと特定されたと発表されている。

天川村の日月神社の御神体の銅剣に刻まれた北斗がキトラ古墳の天文図に繋がり、銅鏡が愛媛県の大三島の大山祇(おおやまづみ)神社にある銅鏡と同じ物だと繋がった。

新疆ウイグル自治区とチベットが中国からの独立デモを起こそうとしているのを阻止するために、中国がいろいろ企てている(さもありなん)。

ウイグルからの留学生・可敦さんの活躍と秘密が絡まって、壬申の乱の真相が解き明かされた?

結局のところは分からないままだけど、これが歴史ロマンというものなのでしょう。
いつかキトラ古墳と大山祇神社にも行ってみよう
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2017年08月21日

コミック『ピアノの森(25)』:一色 まこと (2014/10/23・講談社モーニングKC)

ピアノの森25_一色まこと.JPG【感想】
ポーランドの新星レフは自分が逃げたから、自分の身代わりに姉のエミリアが事故にあったと後悔し続けてきたけれど、コンクール最後に今までで一番のピアノを弾くことが出来た。

最終審査の方法を変えて、点数ではなく、順位を付けて、一番良かったピアノを1番とすること。
そして、いよいよ1位が発表される。

無名で最年少のカイ・イチノセのピアノを審査員がどう評価するのか。

カイは子供たちに幸せを届けてる。
そんな姿が微笑ましい。

まずは各賞の発表。
ポロネーズ賞、パン・ウェイ
マズルカ賞、カイ・イチノセ
コンチェルト賞、カイ・イチノセ
ソナタ賞、カイ・イチノセ

そして、ウイナー、カイ・イチノセ
歓喜の渦の中、阿字野壮介は森のピアノに、カイに出会えたことに感謝する。
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2017年03月04日

コミック『テルマエ・ロマエ〈VI〉』 :ヤマザキマリ (2013/6/25 ・BEAM COMIX)

テルマエロマエ6.JPG【感想】
いよいよ『テルマエ・ロマエ』も最終回です。

ルシウスが古代ローマのバイアエ浴場施設に日本のお風呂文化を持ち込んだことが発掘で判明したのには笑っちゃった。ラムネの瓶やシャワーハットって、そりゃないやろ。

ハドリアヌス帝の病が重く、少しでも癒して差し上げたいというルシウスの思いが男だねぇ。

さつきのおじいちゃんまで、古代ローマにタイムスリップ。
凄いマッサージ師として、皇帝まで治療してしまった(延命だけだけど)。

さつきの発掘費用までサポートさせる人脈持ってるし、いったい何者?!

さつきもルシウスの元へタイムスリップ。
赤ちゃんまで生まれて、めでたし、めでたし。


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2017年02月28日

『陰陽師〈玉兎(ぎょくと)ノ巻〉』:夢枕 獏(2016/9/13・文芸春秋)

陰陽師_玉兎ノ巻.jpg【内容紹介】(Amasonより)
祝・「陰陽師」シリーズ30周年!

連載開始から30年目を迎えた、大人気の『陰陽師』シリーズ。
今回も、稀代の陰陽師・安部晴明と心優しき笛の名手・源博雅が活躍するほか、
酒をこよなく愛する法師陰陽師・蘆屋道満や盲目の琵琶法師・蝉丸も登場。


☆邪蛇(じゃじゃ)狂い

些細なことで使用人を手にかける渡辺元網が蛇を殺したことで、怨霊に祟られることとなる話。

蛟(みずち)退治で有名な唐の二郎真君を使って、晴明が退治。

☆嫦娥(じょうが)の瓶(へい)

秋の虫の音が響く庭で晴明と博雅は酒を飲みながら、月蝕を見ている。

藤原兼家の観音堂の床下を掘っていたウサギは月に住む玉兎”であった。
月を浴びて育つ竹の籠に入れられて出られなくなる。

不老不死の霊薬を作って入れる水瓶を割ってしまい、観音像の持つ古い唐の瓶を取ろうとしていたとのこと。

お礼に1年間無病息災でいられる月の餅と交換。交渉成立。

☆道満月下に独酌す

歳をとって、いつまでも永らえている道満にも8年ごとに会いにくる女がいた。
まだ酒を酌み交わす良き男たちがいて、この世も面白みがあると可愛らしいことを言う。

☆輪潜り観音

梅の香りに音楽を感じていたところに、助けを求める客。

寂しく暮らす女主を、寂しく首をくくって死んだ女が引きずり込もうとする。

その死んだ女のために涙を流す晴明。
その女の姿は輪廻の中に消えていく。
博雅の笛の音が溶け込んでいく。

☆魃(ばつ)の雨

漁師が捕らえた妖魅は“赤魃”であった。

黄砂に乗って逃げ出してきたのを連れ戻しに、叔均(しゅくきん)様と応龍がやってくる。

頭の上に大きな目玉があるので雨を嫌い、旱魃を引き起こす魃だけど、龍笛で吹く雨の曲に魅せられて現れた。

☆月盗人

都落ちすると西の京に住むものなのか、この話も女と乳母の二人暮らし。

行き倒れの男を看病するうちにどちらも好きになってしまい、帰したくないと思うようになってしまった。

満月のよるの神泉苑での水を無意識にこぼしてしまったのも、不帰百合の根を飲ませたのも愛ゆえ。

さあ、この三角関係がどうなったのかは分からないが、晴明と博雅と道満が酒を飲むことが出来て良かった。

☆木犀(もくせい)月

今宵は晴明、博雅、蝉丸法師が酒を飲みながら、楽を奏でる。
そこに斧が落ちてきた。

仙人に憧れ、何年も妻を放っておいた呉鋼が帰ってみれば、妻は再婚し子をなしていた。
怒った呉鋼が夫を殺してしまったので、炎帝が仙人にする代わりに月で木犀の木を切らせることにした。

地上の木犀の香りと笛と琵琶の音に惹かれて、手がおろそかになったものらしい。

再び楽の音に乗って、月へと帰っていく。

☆水化粧(みずけわい)

昔、百済川成という絵師と飛騨工という工がお互いの技を見せ合っていた。

絵の上手と言われた巨勢広高が泣いている女にその川成の使っていた白狐の筆を与える。

これで顔を変え、男の望み通りの容姿になろうとして、鬼になってしまった哀れな女。

元の顔に戻した広高は長楽寺の寺宝となる『六道輪廻図』を描きあげ、還俗(げんぞく)することが出来たとのこと。

☆鬼瓢箪

梅の香を嗅ぎながら、博雅が呪を口にする。
名や様々な言葉という呪があってはじめて、人の心や想いは深くなるということさ。‟凄いぞ、博雅。”

兼家が不思議な病にかかる。

唐から渡ってきた巫師が異国の鬼を連れてきて、病にかけてはそれを祓うということで生活をしていたもの。
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2017年01月24日

コミック『ピアノの森(24)』:一色 まこと (2014/5/23・講談社 モーニングKC)

ピアノの森24.jpg【感想】
突然、照明が落ちるアクシデント。
でも、それがカイの世界にオーケストラも観客も引き込んで行くことになる。

ピアノを守っていた森がカイに教えたものはたくさんあったんだね。
風に音を乗せたり、人の感情に入り込んでいく音を出しているのは森が育てたカイの才能。

その才能を見いだし、本物のピアニストにすることが阿字野の生きる意味になった。

森の変化に合わせて調和をとる術を身につけているカイはオーケストラを引っ張って、とうとう森から大空に飛び出し、自由に世界中の天空を駆け巡る。

どんなに苦境にあっても自分を信じること。それを教えてくれたのは先生だった。
阿字野先生の言ってた最高のピアノが出来た喜びを分かち合えて良かった。

最後の奏者ポーランドのレフ・シマノフスキ登場。
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2016年12月27日

『神去(かみさり)なあなあ日常』:三浦しをん ( 2012/9/7・徳間文庫)

神去なあなあ日常_三浦しをん.jpg都会育ちの平野勇気が高校卒業と同時に、突然三重県の山奥で林業をすることになった。なかなか根性あります。

文明の利器や洪水のような情報にあふれている都会とは大違い。彼にとっては驚くことばかりだけど、田舎育ちの私には懐かしいものばかり。

日本には山がご神体と考える精神があるように、神去山の男たちも木を守り育てることに誇りを持っている。

勇気には(住んでる村人にさえ)分からない風習が一杯あって、それを受け継ぐ生活がまだあるんだなあと感心した。

48年に一度のオオヤマヅミさんの大祭では、千年杉を切り倒し、それに乗って滑り降りるのには、スリルと興奮があった。

美しかったり厳しかったりする自然との共存がよく描かれている作品です。

人生、‟なあなあ”(ゆっくり行きましょう)で生きましょう!
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2016年10月21日

『超高速!参勤交代』:土橋章宏(2015/4/15・講談社文庫)

超高速参勤交代_土橋章宏.JPG映画化されているのが面白そうだったので、原作を読んでみた。

江戸幕府成立当初は力を蓄えさせないために必要だったのかもしれないけど、参勤交代にかかる費用は莫大なものなのね。
大大名になればなるほど、行列は壮麗。

お上から金鉱の届けがないということで(黄鉄鉱だったんだけど)、5日以内に江戸へ参勤せよとの命令。

東北の湯長谷藩は小藩で、やっとお金をかき集め、狭いところが苦手な藩主と知恵者の家老、弓や槍の名手5人と、案内役を買って出た戸隠流の忍者との駅伝さながらのチームワークが爽快で面白い。

中間を雇っての行列は頓智が効いてるし、飢饉のときに助けた東北の藩に助けられたり、厳しい武士の世界にあっても人情あふれる時代小説でほっこり。

忍びが絡んできての死闘は緊迫感あり。

身代わりとなって先に登城した妹の琴姫との入れ替わり劇も痛快。

私腹を肥やしていた老中を懲らしめる下りでは、将軍・吉宗やるなあ。

映像とはまた別物らしいけど、想像が膨らむ。

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2016年10月09日

コミック『もやしもん〈13〉』:石川雅之(2014/3/20・モーニングKC)

もやしもん13_石川雅之.JPGパリに行ったり長々と続いてきた『もやしもん』だけど、まだ1年しか経ってなかったんだ〜(笑)。

やっと酒の醪仕込みに入った。

黒ゴスロリファッションの結城蛍の姿も西野さんちの手伝いに来たおじいさんにばれた〜


沢木は西野さんから溶連菌をもらった〜無事、受験終了。

沢木は巻き込まれ型だと思われているけど、ちゃんと友達作って成長してる。
蛍も自分で自分の道を見つけなきゃって、極端な恰好をしたみたい。

学生たちが作ったお酒は個性的で、若さと熟練がブレンドされると美味しくなった。
桶買いや醸造アルコールの添加に否定的だった西野円も共同作業として一応認めることに。

菌が見える能力がなくなっても、顕微鏡で会いに行く!って。沢木君、自信ついたねぇ。
今年のノーベル医学生理学賞は酵母でオートファジーの仕組みを解明した研究だったから、沢木たちもそんな風に頑張って行くんだろうなあ。

そして、また新しい春が来て、『もやしもん』は終わりとなりました。寂しい。
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2016年09月11日

『月魚(げつぎょ)』:三浦しをん(角川文庫)

月魚_三浦しをん.JPG【感想】最近、古書店を舞台にした小説が多いので、古書界の嫌われ者「せどり屋」や市(いち)や古書の流通の仕方は何となく知っていた。

この小説はそんな舞台裏を書いているというよりも、冴え冴えとした月夜の静けさの中に熱情のようなものを感じる。

BLかと思いきや、直接的な表現はない。
古書に取りつかれた男たちの話というだけでもない。
真志喜も瀬名垣も本を愛し、本に愛されてる。

瀬名垣に希少本を見つけられて、逃げ出した真志喜の父親は見得ばっかり。

過去と踏ん切りをつけた二人は新しい道に進んでいけるのかな。

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2016年09月08日

『水族館ガール2』:木宮条太郎(2014.6・実業之日本社文庫)

水族館ガール2_木宮条太郎.JPG【感想】
本の『水族館ガール』を読んだ後、テレビドラマで『水族館ガール』を観て、違うエピソードがあるから、この続編にあるのかなと借りてきた。

《アクアパーク》の由香は元気一杯、新人のヒョロも入って、イルカと人間の調教に頑張ってます。

水族館で見るショーはイルカに無理やりショーをさせているのではなく、イルカの遊びの延長だというのがよく分かります。

水族館生まれのニッコリーはやんちゃで可愛い
怪我をして保護されたイルカに餌を食べるように促す姿は切ないなあ。

《海遊ミュージアム》に出向している梶は最初は懐疑的な扱いを受けてたけど、いろんな事を乗り越えて、段々と認められていく。

遠距離恋愛の由香とはすれ違いが多かったけど、二つの水族館でモニターを介しての「シンクロ・ライブ」で息の合ったところを見せられて、ハッピーエンド。

あ〜、須磨水族館や海遊館に行きたくなった。

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2016年07月20日

コミック『ピアノの森(23)』:一色 まこと (2013/5/23・講談社 モーニングKC)

ピアノの森23.JPGショパンコンクールもいよいよファイナル最終日。

クールなパン・ウェイも尊敬する阿字野先生に前に進むように言われて、心から感謝の気持ちを持つことができ、ピアノの音が変わった。

漫画だから音が聞こえる訳ではないけれど、表情から温かさを感じる。

最高の演奏だったかもしれないけど、カイのピアノは別次元の世界にあるようで、みんなに愛されてるなあ。

森に捨てられていたピアノを守っていた大きな木・ブナとカシの合体木はカイも守っていたんだね。

カイの導入部の爆発音を聴いてみたいわ。

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2016年02月21日

『十二国記〜華胥の幽夢(かしょのゆめ)〜』:小野不由美(2014.1.1・新潮文庫)

華胥の幽夢1.JPG 華胥の幽夢2.JPG

☆冬栄(とうえい)
☆乗月(じょうげつ)
☆書簡(しょかん)
☆華胥(かしょ)
☆帰山(きざん)

十二国記の新刊が出たのかなと思ったら、2011年にすでに講談社から刊行されたもののようです。
古代中国のような名前が付いた異世界と蓬莱と呼ばれる現実の日本。

冬栄は戴(たい)と漣(れん)を舞台とした、まだ幼い泰麒(たいき)を描く『風の海 迷宮の岸』のすぐ後の話だそうです(読んだはずだけど、すっかり忘れた)。

寒さの厳しい戴から暖かい漣に使者として送られた泰麒は幼さゆえに何もできない自分に不安を抱く。

廉王は王宮内に畑を作って農作業をし、廉台輔が政治を動かしてる。

泰麒の仕事は大きくなること。そして、王を見守ること。それだけのことでも役に立ってることに気づかされて嬉しそう。

乗月は芳を舞台にした『風の万里 黎明の空』の後日談。
峯王を討った月渓は、王を止められなかった自分を責め、王座に就くことを良しとせず、恵侯に戻ろうとする。

慶国の使者・青将軍の言葉
《日が落ち、深い闇が道を塞いでも、月が上って照らしてくれるものです。
王が玉座にある朝を日陽の朝だとすれば、王のいない朝は月陰の朝じゃないかな。月に乗じて暁を待つ。》


罪を背負って、前に進まなければならない。

書簡は慶と雁を舞台に、『月の影 影の海』以後の陽子と楽俊の交流を描き、『風の万里 黎明の空』の序章になっている。

青い鳥が喋るのが手紙代わり。

半獣として生きるのは大変だろうに、平気だって言う。
陽子も王として、覚えることや問題が山積みでも、大丈夫だって言う。

お互いの空元気を分かっているからこそ、頑張ろうと思える。支えてくれ、見守ってくれるいくつもの手があることは幸せなことだね。

華胥は『風の万里 黎明の空』に登場した才国の物語。

華胥花朶という宝玉を刺して寝ると、理想郷を見ることができる。

新王は采麒に「華胥の夢を見せてあげよう」と言ったのに、現実とは違って、国は荒廃してしまっているのは何故なのか?

《責難は成事にあらず〜人を責め、非難することは、何かを成すことではない〜》


正道とはいかになすべきものなのか。現実の世界でも政治は難しい。

帰山は柳国を舞台に、お互いの正体を知らず、ある国の王と王族が出会う物語。
何百年も続く王朝もあれば、短い王朝もある。神籍仙籍に入った者はいわゆる不老不死だから、家族が支えあって、いろんな経験が政治に反映されていて羨ましい。

異世界にも難民問題が起こってる。
《助け起こしてやることは必要だが、相手が立ったら手を放してやらないとな。》
今の現実世界でも、フランスからイギリスに渡ろうとする難民が溜まって、不衛生になっているみたいだし、ドイツも難民受け入れによって事件が多発しているから、受け入れが厳しくなっているみたい。

異文化の人間を受け入れるのは難しいこと。だからこそ、お互いのことをもっと理解し合わないと。
そのためには教育が一番大事だと思う。
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2015年12月04日

『マスカレード・イブ』: 東野 圭吾(2014/8/21・集英社文庫)

マスカレードイブ.jpg【内容】(「BOOK」データベースより)
ホテル・コルテシア大阪で働く山岸尚美は、ある客たちの仮面に気づく。
一方、東京で発生した殺人事件の捜査に当たる新田浩介は、一人の男に目をつけた。
事件の夜、男は大阪にいたと主張するが、なぜかホテル名を言わない。
殺人の疑いをかけられてでも守りたい秘密とは何なのか。

お客さまの仮面を守り抜くのが彼女の仕事なら、犯人の仮面を暴くのが彼の職務。
二人が出会う前の、それぞれの物語。「マスカレード」シリーズ第2弾。


【感想】
「マスカレード・ホテル」が第1弾だったようですが、それぞれの短編としても読める作りになっているので、楽しめます。

ミステリー的にはすでに出尽くした感があるトリックですが、仮面を守る立場と暴く立場からの目線が新鮮。
読みごたえは軽いですが、お客様のために何か役立つことはないかと考えて、人間観察する彼女を見習わなくっちゃ。
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2015年11月24日

コミック『もやしもん〈12〉』: 石川 雅之 (2013/4/5・講談社イブニングKC)

もやしもん12.jpg【内容】(Amazonより)
もやしもんは、菌が肉眼で見える主人公・沢木直保とその仲間たちと菌とウイルスが農大で右往左往する物語です。
物語は沢木たちがずっと準備していた日本酒造りに突入。
それに並行して「大人になるってなんだろう?」と真剣に考えたりもします。


【感想】
久しぶりのもやしもん。ゴスロリ姿の結城は健在ですが、割と真剣に酒造りに取り組んでますひらめき

プレゼミ生(まだ高校三年生で受験勉強中)の西野円(まどか)が参入してきて、日本酒の在り方に疑問を投げかけます。

大手と小さな酒蔵との桶売りや逆桶買いがまかり通っているのは、食品偽造に繋がる良くないことなんだろうけど、まあ味が良いんならええやん!と思ってしまった私は立派な大人(苦笑)。

大晦日、正月と皆で炬燵囲んで、グダグダできるのも大学生のうち。
顔に似合わず、良いこと言います先輩わーい(嬉しい顔)

《転機ってのは俺が思うに、例えば偉くなった奴とかがテメーの事を振り返って語る時に使う言葉と思うんだ。要は後付け。
実は毎日ってのはつながってっから、いきなり変わったりしないよ。
だからそんなもの待たなくても、いつだってやりたい事やりゃいいと俺は思うよ。》


お正月は珍しく賑やかに無糖おせちでお祝い。
糖類と非糖質系(ノン・シュガー)の甘味料のお勉強。久しぶりの樹先生の講義です。

人間いくつになっても上の人間からしたら子供扱い。いろいろ悩んで成長していくんだろうなあ。
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2015年07月22日

コミック『ピアノの森(22)』:一色 まこと (2012/8/23・講談社 モーニングKC)

ピアノの森22.jpg【感想】
ショパンコンクールファイナルもいよいよ大詰め。
グラマラスな姉ちゃんには子供が2人もいるし、勝ってプロポーズするんだ〜!と緊張しまくりでもエキセントリックな音色で観衆を虜にするお兄ちゃんはいるし、音楽は個性が出るんだねぇ。

怪しげな育ての親のゴシップが流れた中国人のパン・ウェイも帰ってきて、阿字野と遭遇。
パンは阿字野の継承者と認められたがっていたけれど、阿字野は自分が求めていた音楽の先を知りたいと。

ポーランドは平地で出来ている。どこまでも広がるショパンの森をカイはピアノに生かすことができるのか。

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2015年04月03日

『ランチのアッコちゃん』:柚木 麻子(2013/4/17・双葉社)

ランチのアッコちゃん.png【内容】(「BOOK」データベースより)
地味な派遣社員の三智子は彼氏にフラれて落ち込み、食欲もなかった。
そこへ雲の上の存在である黒川敦子部長、通称“アッコさん”から声がかかる。
「一週間、ランチを取り替えっこしましょう」
気乗りがしない三智子だったが、アッコさんの不思議なランチコースを巡るうち、少しずつ変わっていく自分に気づく(表題作)。

読むほどに心が弾んでくる魔法の四編。
読むとどんどん元気が出るスペシャルビタミン小説!


【感想】
短編集なので、あっという間に読み終えました。
いくつもの顔を持つアッコさんの行動力は面白い。
反面、うじうじしている若い子にはイライラさせられる。

屋上にビアガーデンを作ってしまった女の子は、平成の「ゆとり世代」の使えない奴扱いされていたけど、マイペースも突き抜けると役に立つのかも。

《身がすくんで立ち止まっているうちに、出来ることはたくさんある。》

若い子たちへの応援歌ではあるけれど、年配の人間にはきゃぴきゃぴして疲れる話でした。
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2015年03月09日

『人生はニャンとかなる! ―明日に幸福をまねく68の方法』:水野 敬也、長沼 直樹(2013/10/22・文響社)

人生はニャンとかなる.png【内容】(「BOOK」データベースより)
ベストセラー「人生はワンチャンス!」の待望の猫編。
68枚のカワイイ猫の写真とその写真にマッチしたキャッチコピー、さらに272個の偉人の逸話・格言で、人生で大切な教えが学べる新しいタイプの本。
普通の本として読むこともできますが、1ページ1ページが切り離せるので、部屋に貼ったり、プレゼントしたりもできるお得な一冊です。


【感想】
猫の表情や仕草がキャッチコピーにピッタリ!思わずクスッと笑ってしまったわーい(嬉しい顔)

猫の勝手気ままな性格が、本当に「人生、何とかなる」と思わせてくれる。

偉人の逸話も興味深いものでした。

肩の力を抜いてみたり、もう一歩頑張ってみようと勇気づけたりと、いろんな読み方見方が出来る本です。
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